特集:『おんな城主 井伊直虎』の
ゆかりの地を巡り歴史をたどる

お家断絶の危機を救い、戦国の世を生き抜いた女城主『直虎』とは?

大河ドラマの主人公として注目を浴びる井伊直虎。舞台となっている井伊谷(いいのや)は現在の浜松市北区引佐町となります。謎多きその生涯や、ゆかりの地をはじめ、直虎について楽しく学べる最新スポットまでをご紹介。希代の女城主の歴史をたどります。

N直虎と直政

直虎と虎松(直政)    ©光山房

戦国時代、井伊谷(いいのや)〈※現在の浜松市北区引佐町〉を本拠地として栄えた井伊家の第22代当主・直盛の娘として誕生した『直虎』。父や許婚といった当主が相次いで命を落とし、男子が許婚の子である幼い虎松(直政)だけとなってしまった際、自らが女城主となり、優れた政治手腕によって一族の断絶を救いました。井伊家歴代当主にその名は記されていませんが、井伊家を語るうえで欠かせない人物です。

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浜松市マスコットキャラクター「出世法師直虎ちゃん」

◆共保公(ともやすこう)出生の井戸◆

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田園に囲まれた共保公出生の井戸

「龍潭寺」山門の南、田園に囲まれたのどか場所に佇む井戸。ここには、井伊家初代・共保公が出生したという伝説があります。立派な白壁に囲まれた石組みの井戸で、傍らには「井伊氏祖備中守藤原共保出生之井」の碑が建っていて、井伊家の原点とも取れる場所です。

N井伊共保出生の井戸_中

碑も建っています

 

◆井伊氏ゆかりの地の名所、直虎が出家した龍潭寺(りょうたんじ)◆

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さつきで春色に染まる、国指定名勝「龍潭寺庭園」

奈良時代に行基によって開創され、平安時代から井伊氏の菩提寺であったとされています。
許婚である直親と引き離された直虎が、「龍潭寺」で出家して「次郎法師」となった寺としても知られています。境内には、直盛、直虎、直政をはじめとする井伊氏歴代の墓をはじめ、井伊氏拝領の品も。国指定名勝「龍潭寺庭園」など貴重な文化財も多数見ることができます。

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龍潭寺の本堂

 

◆井伊谷宮(いいのやぐう)◆

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井伊谷宮

後醍醐天皇の第4子である宗良親王が祀られている、「龍潭寺」に隣接する神社。明治8年創建の摂社「井伊社」があり、井伊家の道正公、高顕公を祀っています。井伊直虎にちなんだ、虎目石をあしらった手鏡型のお守り「手鏡守」も女性から注目を集めています。

N井伊谷宮_みくじ

おみくじ

 

◆井伊谷城跡(いいのやじょうあと)◆

N井伊谷城跡

井伊家の本拠地であった丘陵に佇む城、居館の跡

初代・共保が姓を「井伊」とした後に最初の本拠地となった城。標高約115m、丘陵に「井伊谷城」とその山麓に居館、最終的な詰め城である三岳城で構成されていました。現在は城山公園として整備され、土塁などの遺構が見学できます。

 

◆妙雲寺(みょううんじ)◆

N妙雲寺(自耕庵)

直虎と南渓和尚の位牌を公開。井伊直虎の菩薩寺

井伊直虎が死後に葬られたと伝えられています。かつては「自耕庵」と呼ばれていましたが、直虎の院号「妙雲院殿月泉祐圓禅定尼」をもって、後に「妙雲寺」と改められました。直虎の位牌、直虎の大叔父・南渓和尚の位牌や肖像画が発見されています。

 

◆浜松城◆

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直政と家康が出会い、そして仕えた出世城

徳川家康が元亀元年(1570)に築城。直虎の計らいによって、直政は家康の小姓として仕え、武功を重ねていきました。家康が出世の礎を築き、歴代城主の多くが後に幕府の重要ポストに登用されたことから“出世城“とも呼ばれています。

井伊家当主であった父・直親が亡くなった後、後見人となった直虎に育てられた直政。徳川家康の家臣となり、数々の手柄をあげ、「徳川四天王」のひとりに数えられるほど大出世を果たします。

※徳川家康の天下取りを支えた家臣のなかでも、目覚ましい活躍をみせた酒井忠次、本多忠勝、榊原康政、そして井伊直政の4人の男たちを「徳川四天王」と呼びます。

 

◆気賀関所(きがせきしょ)◆

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『大河ドラマ館』開館期間中は無料開放しているので、ぜひ足を運んでみて

徳川家康によって創設された関所。現在の建物は平成2年に江戸時代の文献などを参考に復元され、本物の気賀関所の屋根の一部は当時の場所に残っています。着替え体験や、呈茶サービスを楽しむこともできます。

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等身大の人形が設置され、当時の様子を知ることができます

大河ドラマの世界を体感!
期間限定の施設がオープン

◆おんな城主 直虎 大河ドラマ館◆

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エントランスの門をくぐれば、もうそこは井伊谷。最新のデジタル技術による楽しい仕掛けも

2017年の大河ドラマの公開を契機に、ゆかりの地・浜松に期間限定(2017年1月15日~2018年1月14日)でオープン!
ドラマの世界へと誘う趣あるエントランスの先は、ドラマの舞台セットや衣装小物の展示、最新VR体験などが楽しめる5つのエリアで構成。入り口では無料の記念撮影も行っています。

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流れる川に足をつけると波紋が! 泳いでいる魚も慌てて逃げ出します

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物語のキーワードとなる「橘の木」や「井戸」があります。この井戸に手をかざすと…? ぜひ試してみてください

井伊谷の中をイメージした空間に、出演者が実際に着た衣装が展示されています。

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ヘッドセットを装着するとドラマの世界へ。360度見渡せるVR体験が楽しめます

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パノラマシアターで、ここでしか見られないメイキング動画などを上映

『おんな城主 井伊直虎』の ゆかりの地を巡り歴史をたどる

電話番号:053-458-0011(浜松観光コンベンションビューロー)
住所:静岡県浜松市

【龍潭寺(りょうたんじ)】
電話番号:053-542-0480
住所:静岡県浜松市北区引佐町井伊谷1989
拝観時間:9:00~17:00(最終入場16:30)
定休日:8/15、12/22~27
アクセス:東名高速道路浜松西ICより車で約20分
駐車場:あり
拝観料:大人(500円)、小・中学生(200円)

【共保公(ともやすこう)出生の井戸】
電話番号:053-542-0480(龍潭寺)
住所:静岡県浜松市北区引佐町井伊谷1989
営業時間:自由見学
定休日:無休
アクセス:東名高速道路浜松西ICより車で約20分
駐車場:なし

【井伊谷宮(いいのやぐう)】
電話番号:053-542-0355
住所:静岡県浜松市北区引佐町井伊谷1991-1
拝観時間:自由参拝
定休日:無休
アクセス:東名高速道路浜松西ICより車で約20分
駐車場:あり
日本絵馬資料館入館料:大人(200円)、小・中学生(100円)

【井伊谷城跡(いいのやじょうあと)】
電話番号:053-522-4720(奥浜名湖観光協会)
住所:静岡県浜松市北区引佐町井伊谷字城山
営業時間:自由見学
定休日:無休
アクセス:東名高速道路浜松西ICより車で約25分
駐車場:あり(引佐協働センター)

【妙雲寺(みょううんじ)】
電話番号:053-522-4720(奥浜名湖観光協会)
住所:静岡県浜松市北区神宮寺町28-3
拝観時間:9:30~16:00
定休日:月曜~金曜
アクセス:東名高速道路浜松西ICより車で約25分
駐車場:なし

【浜松城】
電話番号:053-453-3872
住所:静岡県浜松市中区元城町100-2
拝観時間:8:30~16:30
定休日:無休 ※12/29~3/1は休業 あり
アクセス:JR東海道本線浜松駅より徒歩15分、東名高速道路浜松西ICより車で約30分
駐車場:あり
入場料:大人(200円)※高校生以上

【気賀関所(きがせきしょ)】
電話番号:053-523-2855
住所:静岡県浜松市北区細江町気賀4577
拝観時間:9:00~17:00
定休日:無休
アクセス:天竜浜名湖鉄道気賀駅より徒歩2分
駐車場:あり
入館料:大人(150円)※高校生以上 ※『大河ドラマ館』開館期間中は無料

【おんな城主 直虎 大河ドラマ館】
電話番号:053-453-2124
住所:静岡県浜松市北区細江町気賀369(浜松市みをつくし文化センターホール)
拝観時間:9:00~17:00(最終入場16:30)
定休日:無休
アクセス:天竜浜名湖鉄道気賀駅より徒歩1分
駐車場:あり
入場料:大人(600円)、小・中学生(300円)