自然と歴史に神を感じて。「大杉谷」の迫力満点な絶景

河川の水の浸食により、作り上げられた奇岩の 形や模様は迫力満点で見応え抜群。「日本三大峡谷」のひとつである三重県・大杉谷をご紹介します!

清流・宮川の源流である台高山脈を頂点とする山々が連なる大台町。町内全域が「ユネスコエコパーク」に認定されているこの町の西方、日本有数の多雨地帯である「大台ケ原」に降る雨が峡谷や滝、「嵓」(くら)と呼ばれる岩壁を作り上げた 「大杉峡谷」は黒部峡谷(富山県)、清津峡(新潟県)と並んで 「日本三大峡谷」のひとつに数えられています。

シシ淵メイン

シシ淵

『大杉谷』の中でも特に見どころなのが「シシ淵」。日の光が差し込 む天気の良い日は岩肌の奥にある「ニコニコ滝」が幻想的です。

おすすめシーズンは春~秋。5月下旬は深緑が綺麗な時期。シャクナゲの花 が咲き誇ります。天気が良く、空気が澄んでいれば、6月20日頃に日出ヶ岳山頂から富士山あたりに登る日の出が見えます。梅雨の時期の中、見ることができればラッキーです!

10月10日頃から山頂より順 に紅葉が降りて、10月下旬が見頃です。

 

【大杉谷登山道でトレッキング】

全長/約16km 標高差/約1400m 歩行時間/10時間以上(大杉谷登山口からの上り登山時) 大杉谷登山口から桃の木山の家までは6.2km・約4時20分、桃の木山の 家から粟谷小屋までは4.6km・約3時間10分、粟谷小屋から大台ケ原駐 車場までは5.2km・約2時間40分
※登山届の提出が必要(提出場所/大杉谷登山口ポスト、大杉谷登山センター、大台警察署)。 ※装備のない初心者のみでの入山は不可。

「大杉谷」と「大台ケ原」を結ぶ中級登山道。7つの滝と11本の吊り橋を楽しみながら原生林をめぐります。アップダウンが多く、日帰りの通り抜けは困難。途中に2軒ある山小屋を利用し、ゆっくり時間をかけて大自然を満喫するのがおすすめです。最低でも一泊、できれば二泊すること。

 

平等嵓吊り橋1

平等嵓吊り橋

ふたつの大岩が並ぶ「平等嵓」の横にあります。全長は82m、高さは 約50m。この吊り橋から見上げる「平等嵓」はまさに垂直の壁。

 

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崩壊地

『大杉谷』最深部にある「崩壊地」は2004年9月の台風21号で山肌が崩れて誕生した迫力の景観。自然のパワーを感じられる場所です!

 

七ツ釜滝1

七ツ釜滝

「日本の滝百選」に選ばれている「七ツ釜滝」。その名の通り多くの釜を有する段瀑。苔むした倒 木などが見られる場所にあります。落差は120m以上。

 

堂倉滝1

堂倉滝

「シシ淵」と並ぶ秘境で、落差は約20m。ここから粟谷小屋までは急な上り坂が続きます。標高も一気に上がるため、植生もガラッと変わります。

 

「大杉峡谷」を含む『大杉谷』は安土桃山時代から江戸時代に掛けて伊勢神宮の式年遷宮に使われる御用材が伐り出された「御杣山」 (みそまやま)だった歴史も。宮川を使って運ばれたという逸話も神秘的です。自然が作り出す迫力満点でアートな景観を楽しんで――

大杉谷

電話番号:0598-78-3338 (大杉谷登山センター)、0598-84-1050(大台町観光協会)

住所:三重県多気郡大台町大杉(大杉谷登山口)

駐車場:「大杉谷登山センター」周辺に約 10台(無料)、「大杉谷登山口」に約30台(無料)
※どちらも台数 が限られており、アクセス道は道幅が狭く落石などにも注意が必要なため「大杉峡谷登山バス」の利用がおすすめ。(2500円/エス・パール交通 090-6398-8901/平日10:00~17:00/3日前までに要電話予約)

アクセス:紀勢自動車道大宮大台ICより「大 杉谷登山センター」まで車で約40 分、「大杉谷登山センター」から「大 杉谷登山口」まで車で約30分。ま たは「道の駅奥伊勢おおだい」よ り「大杉谷登山口」まで「大杉峡谷 登山バス」で約1時間30分

※2017年の登山シーズンは11月24日まで(積雪などの気象状況 により変更となる場合あり)

関連リンク

http://www.oosugidani.jp/