郷土館として文化財にも指定されている
江戸時代末期の古民家カフェ

京都出身の若い夫妻が、2016年2月に岐阜県恵那市串原に移住して、文化財である「串原郷土館」内で『サトノエキカフェ』をオープンしました。

_MG_9530

自然豊かな庭

山々と矢作川に囲まれた、恵那市串原に佇む『串原郷土館』。江戸時代末期の民家を利用した、かつての村人が使っていた民具を展示する歴史資料館で、文化財にも指定されています。
こちらに2016年5月、藤本学さん、麻由美さん夫妻営む『サトノエキカフェ』がオープンしました。京都より、同年2月に移住してきたお二人に、古民家のこと古道具のことなどを聞いてみました。

_MG_9578

広い縁側

『NPO法人奥矢作森林塾』の「空き家リフォーム塾」事業の一環で、カフェを併設し甦ったこの建物。広い縁側が印象的で、厨房から漂ういい香りを頼りに玄関をくぐると、張り巡らされた立派な梁がお目見えします。
カフェスペースには、民具がインテリアのようにディスプレイ。懐かしさを残しながら、アンティークカフェのようなおしゃれな空間が広がっています。

_MG_9598

日替わり「ランチプレート」(800円)
雑穀米にメイン、惣菜3種、お味噌汁が付きます。

もともと京都の町家暮らしをしていて、古い建物に馴染みがあるというお二人。飲食をやっていたご主人が自分のお店を開くにあたり、「目の前に広がる自然と、歴史ある立派な建物に惹かれて」この場所を選んだと言います。

_MG_9556

以前はビーガンカフェで働いていたという学さん。できるだけ添加物を使わないメニューを提供しています。

「難しいのは、郷土館としての役割も果たしているということです。地元の方や、この建物を評価してくれる大学教授の方々など、みんながいいと思ってもらえる空間でないといけないのです。それでいて、このゆっくりできて懐かしい、居心地のよい空間や、昔の人が使っていた古道具を、小さな子供や若い人にも興味を持ってもらいたい。おもしろいと感じてもらえるようにディスプレイするよう試行錯誤しています。」と話してもらえました。

_MG_9604

ショーケースの焼き菓子がいただけます。不動の人気メニュー「ブラウニー」(200円)、甘さと辛さが絶妙な「自家製ジンジャエール」(250円)。

_MG_9475

民具であるかごにドライフラワーをディスプレイ。店内には、インテリアの参考にもなりそうなアイデアがところどころに散りばめられています。

_MG_9507

立派な梁が張り巡らされた店内。入り口すぐにはカウンター席もあります。

_MG_9548

かつて馬小屋だったというスペースを、地元の方やお客さんの手作りの品を販売するスペースに。

_MG_9499

居心地の良い空間。

_MG_9497

古い水筒

串原は製糸業を営んでいた家庭が多かったそう。大きな機織り機から、水筒やアイロン、ミシン、教科書など。当時の生活に思いを馳せて。

_MG_9575

古いアイロン

_MG_9568

昔の教科書

_MG_9480

木馬がインテリアに

地元のおばあちゃんが懐かしんでいる様子や、他の地域の方が興味を持っている様子、はたまたその両者が会話している様子を見るのが楽しい、と語る麻由美さん。

_MG_9457

藤本学さん・麻由美さん

子どもも大人も、地元民も遠方から訪れた人も、みんなが古いものを大切にしながら、現代風に楽しんでいる。そんなあたたかい姿を見ることができるお店です。

サトノエキカフェ

電話番号:0573-52-2020
住所:岐阜県恵那市串原1268
営業時間:9:00~16:00
定休日:不定休
アクセス:猿投グリーンロード枝下ICより車で40分
駐車場:約20台

関連リンク